セミナーの様子
Activity Report
「令和7年度医学生、研修医をサポートする会」を開催しました
2025.12.12
日 時:令和7年11月8日(土)
場 所:ホテルメトロポリタン秋田
👩⚕️ 令和7年度「医学生・研修医等をサポートする会」秋田で育てる、家族も、自分も。
令和7年度の「医学生・研修医等をサポートするための会」では、医師として長く、自分らしく働くためのヒントが満載の、大変貴重な機会となりました。
会のテーマは、医師の持続可能な働き方とキャリア形成、生活バランスの両立です。少子高齢化が進む社会で、育児や介護といったライフイベントを経験しながらも、医師の仕事を続けていくための多様なアプローチが共有されました。
🗣️ 4名の先生方による講演
会の主要パートでは、4名の先生方がご自身のリアルな経験を赤裸々に語ってくださいました。
畠山 牧子 先生(精神科医)
体調不良による研修中断や、医療的ケア児の子育てを経験しながらもキャリアを継続されたお話は、参加者に大きな勇気を与えました。病院のサポートを得て復職できた経験から、「多様な働き方を可能にする環境づくり」の重要性を強調されました。
山中 有美子 先生(消化器内科医)
育児短時間勤務制度を活用しながら専門医資格を取得し、技術向上に努めてきた道のりを共有。仕事とプライベートの両立に苦労しつつも、「両方があるからこそ頑張れる」という力強いメッセージをくださいました。
岡﨑 三枝子 先生(小児循環器専門医・医学教育者)
胎児心臓診断の専門性を活かした広域搬送を減らす取り組みや、シミュレーション指導医としての活動を紹介。「好きなことを見つけて深掘りすること」の大切さを教えていただきました。
越川 智康 先生(家庭医)
5人のお子さんを持つ父親として、ご家族との具体的な役割分担や、全自動衣類折りたたみ機を活用した家事の工夫など、多忙な中でも家庭を大切にする日常をユーモアを交えて共有してくださいました。
4名の講演の後の意見交換会(懇親会)は、和気あいあいと盛り上がりました。
✨ 参加者の声(アンケートより)
参加者の皆さんからも、この会が大きな気づきになったという感想が寄せられています。
「人生山谷ありだと思うが、医師として働いていく不安を軽減できた」
「様々な働き方があることを実際に聞いて見れたのは良かったです」
「いろんな生き方があるとわかって、今後の人生が楽しみになった」
「実際の女性医師の今までを知ることができて貴重な時間になりました」
「(今後も活動が)必要である」理由として、「なかなか、『ライフ』の方のリアルを知る機会はないので、大切だと思いました」
このように、具体的なロールモデルの存在や多様な働き方を知ることで、参加された医学生や研修医の皆さんにとって、将来への不安が和らぎ、意識が向上したことが伺えます。
私たち あきた次世代医師サポート窓口は、今後も医師の皆さんが安心してキャリアを築けるよう、支援を続けてまいります。
「令和6年度医学生、研修医をサポートする会」を開催しました
2024.11.26
日 時:令和6年10月19日(土)
場 所:ANAクラウンプラザホテル秋田
多様な働き方のヒントとして、今回は秋田県理事の丹治純子氏と、地域枠医師として働く2名の先生からご講演をいただきました。
特別講演「秋田県における男女共同参画の取組について」では、丹治氏から秋田県男女共同参画推進計画に基づく取組や、ライフステージに合わせての働き方の変化についてお話しいただきました。
講演1では、「ツーオペ育児のすすめ」を秋田大学小児科の佐々木美穂先生からご講演いただきました。医師としてのキャリア形成と、今後のライフプランについて夫婦で話し合い考えること、また社会の制度を利用することの大切さをお話ししてくださいました。
講演2では、市立角館総合病院総合診療科の渡部健先生から、「絶望から希望へー総合診療未開の地で地域枠医師が総合診療医になってみたー」と題し、地域枠で入学した大学から、研修の中で総合診療医として地元の医療を支えたいと考えるまでの歩みをご紹介いただきました。
参加者からは、「先輩医師の日常・キャリア形成や実地で地域研修することの実際に触れる貴重な機会だった」や「入学時のモチベーションの高い時期を経て、将来について考え始めたところだったが地域枠の働き方についての情報は乏しく、参加できてよかった」などの意見が寄せられました。
懇親会でも講師の先生方と参加者との積極的な交流がみられ、今後も情報交換や先輩医師との交流の場を提供していきたいと考えています。
「令和5年度 医学生、研修医をサポートする会」を開催しました
2024.05.07
日 時 令和5年10月21日(土)午後3時30分~午後5時
場 所 秋田メトロポリタンホテル
2022年、男女ともに仕事と育児を両立できるように産後パパ育休が施行されました。
同じ時代を生きる医師であっても、働き方も多様化し、その人生は十人十色。
医学生、研修医のこれからの人生やキャリアを洞察するきっかけとなるよう、
「キャリア形成のヒント~医師として働き続けるために~」をテーマに先輩医師の歩みを語っていただきました。
講演1では湖東厚生病院 漆畑 宗介 先生より「男性医師が育休をとって感じたこと」をご講演いただき、
周囲、地域の人とコミュニケーションをとりながら育児に奮闘している様子を赤裸々にお話いただきました。
講演2では秋田大学大学院医学系研究科 麻酔蘇生疼痛管理学講座 関川 綾乃 先生から「我が道をゆく」と題し、
研究者であるご主人に伴い国内外を異動しながら、出産などのライフイベントをしなやかに受け止め、
その都度目標を設定し研鑽を続けているというお話を聞かせていただきました。
質疑応答ではフロアから様々な質問が出され、引き続き開催された懇親会でも話が尽きず、充実した会となりました。
「令和4年度 勤務医部会総会並びにイクボスセミナー」を開催しました
2023.03.30
秋田県医師会では、平成28年1月9日に医学部・医師会では初めて「イクボスセミナー」を開催しました。
あれから7年が経った今、次世代の「ボス」となりうる方々にもご参加いただき、
もう一度「イクボス」について考える機会を作りたいと思い、
勤務医部会と次世代医師サポート委員会(旧:男女共同参画委員)とで合同企画して「勤務医部会総会並びにイクボスセミナー」を開催いたしました!
講師にはNPO法人ファザーリングジャパン代表理事の安藤哲也氏を再びお迎えし、
令和4年度に施行された「男性の育休取得推進」についても交えながら
「誰しもが働きやすい職場づくり~鍵はイクボスによる心理的安全性」と題してご講演いただきました。
ご講演後には「イクボス宣言署名式」を行い、改めて「ボス」の皆様にイクボス宣言をしていただきました。



